2007.05.29 tue | input

「ライブ、良く行ってそうなのに」「そうかなあ」「週末は渋谷AXで、みたいな顔してるよ」「どんな顔ですか」

実は案外(?)行かない。別に特別な理由があるわけじゃなくて、日付をメモしておいてチケット取って……という一連の流れがおっくうなだけなのだろう。どうしても観たいか?と言われたそうでもない気もするし、行くと決めてあとから行けなかった、みたいなことが起こりがちな仕事なので、ついついふらっと行けるところで過ごすようになる。散歩とか映画とか。たまに知り合いに誘ってもらって行くと、やっぱりライブはいいねーなんて言って、CDやらTシャツやら買っちゃうくせに。

ただ、会社にこもりっきりだとさすがにインプットが無くなってしまうので、今月の納品が終わったらちょっと精力的にぶらぶらしてみようかなと思う(精力的にぶらぶらするってすごいな。危ない)。金曜日は友人の誘いでカンノサカンの展覧会を見に行って、お返しに麻布十番を案内することになった(あべちゃんに行きたいだけ)。同行する友人は大阪に住んでいるんだけど、でもこの展覧会は六本木でやっていて、だから「とりあえず」バスチケットを取ったのだそうだ。このフットワークの軽さは素直に見習おう。繰り返しの日常に埋まろうと思ったらどこまでも埋まってしまえるものね。

そういや夏だし、と思ってフジロックやらサマーソニックやらをまとめておくかと思ってblocをひさしぶりに触りなおしてみる。一通りのジャンルを登録していくなかで「夕凪の街 桜の国」が映画になることを知った。観に行かなきゃ。

僕はこの方の書く漫画がとても好きで、もちろんコミカルさ、実験的な表現、視点の効果的な使い方も気に入ってるんだけど、なによりも感動したのは女性の底知れなさ・恐ろしさ・美しさ・かわいさをこんなにも表現できるものなんだ(しかも女性の方が!)と部分。ひとつの台詞、ひとつのコマだけで読んでいる人の「考える部分」を奪ってしまうような……奪うというのは適切じゃないな、いつの間にか埋め尽くされているような、そういう表現がときたま挟まれていて、ふだんが穏やかなだけに、その部分に当たったときの衝撃はとても激しいものだった。

そういうの、みていかないと自分がどういうときにどう思うか、こんな風に考える自分もいるんだとか、分からなくなってしまう。平らなところを掘り起こすために、スコップを突き立てるような感じ。

magi <info(at)enil.info>