Web Desiginingの2007年7月号に、友人である櫻井ユウキくんの記事が掲載されています。男前に写ってる。バズーカー砲かあ、なるほどね。左舷に弾幕を張らないとね。

そして、彼と僕が所属するユニットであるmokuvaの紹介、そのメンバーである左居穣くん山本耕平くん津野友一くん若命宏一くんの紹介が載ってます。紹介者として、敬愛するADであるところの茂手木龍太さんのコメントも。機会があれば、お手に取ってご覧ください。

またCBCNET WALLPAPERにて、mokuvaメンバーのYOZAくん迫田容満くんKO-ZOUくん・櫻井ユウキくん作の壁紙がそれぞれダウンロードできます。壁紙ダウンロードってちょっと懐かしい感じでいいですよね。こちらも合わせてどうぞ。

あ、これで僕以外の全員の紹介ができた。僕はSMAPの6人目みたいなものなので気にしないでください。

会社で仕事していると、真ん中あたりのカウンターが騒がしい。北海道に実家がある同僚のお土産で、グリーンアスパラがダンボール二つ。ビニール袋があって、詰め放題。なんだかスーパーに来たみたい。もと料理人の同僚と「道具があったらここでサッと何か作りたくなるよね」なんて話してたことを思い出す。コンビニばっかりだとやる気もなくなるしね。会社の前にあるJRの社宅の下で野菜を売ってたりするから、一時期、ポットのお湯と果物ナイフとコンビニで買える調味料で何かかんたんに作れないかなと本気で考えたけど、人の邪魔になったりするのは嫌なので結局やってなくて、ampmに足を運ぶ日々。とはいえ生活を支えてくれてるのは間違いないので、コンビニごはんを作ってる人には感謝しないといけないが。

家に帰ってちょっと考えたあと、とりあえずオリーブオイルを振ってグリルで焼き、クレイジーソルトで食べてみる。ものすごくうまい。何かの食材をそのまま食べるのって買ってすぐじゃないとできないから、週末にまとめ買いしてその材料で料理をする僕にとってはなかなかできないことで、例えば刺身やとうふ、もやしなどの傷みが早いものとは割と縁遠かったりするんだけど、たまにそういう食べ方ができるタイミングがあると、そのために生活を組み立てなおしてもいいんじゃないか、と思うぐらいにうまいから、食べることは生きることなんだなあ、としみじみしてしまったりする。

ちょっと前にも、同じように感動したことがあった。その日の僕はちょっといろんなことに参っていて、会社帰りの電車の中でも「腹は減ったけどこのまま帰って寝てしまえば明日がくるだろう」なんて考えてたりしたんだけど、そのとき電車の中で手に取っていたのは十年ぶりに読み返していた「ノルウェイの森」の下巻で、ワタナベくんが海苔を巻いたキウリをミドリの父親に食べさせていた。

なんだかそれがひどく旨そうに思えた僕は(だって脳を患って入院してしまったミドリの父親ですらそれを旨そうに思ったんだから)混雑した午前一時の終電から身を引き抜いて、この時間でも生鮮食品を扱っている店を探し、今の世の中には99円ショップなんていう便利なものがあって、そこでキュウリを三本買って、それは三本で99円だった。家に帰って本の通りに海苔を巻いて醤油をつけて食べたわけだけど、そのときの旨さは忘れられない。腹が減っていたのもあるし、小説が能書きになって旨さを上乗せしたのもあるだろうけど、それ以上に「みずみずしさに触れた」ということが僕に大きな印象を与えたんだと思う。それなりに何とかやっているように見えた僕の暮らしは、そのとき一本あたり33円のキュウリのみずみずしさすら欲していたんだということに、二本半を食べ終えてから気づいた。

残りの半分は刻んで焼酎に入れて、それを飲みながら小説の続きを読んだ。流しっぱなしにしているプレイリストからは偶然ワルツ・フォー・デビーが選ばれて、何もキュウリをかじってるときに掛からなくてもいいのに、とは思ったけど、その間抜けさがちょっと楽しくて、少し気持ちが落ち着いた。残った海苔は猫にやったら、食べかすを口の周りにつけながらパリパリとかじった。

 

残ったアスパラは次の日、スパゲティにした。ベーコンとアスパラとゆで卵のスパゲティ・柚子胡椒風味。前のフライパンがもう寿命で、このまえお香を買うついでに新しいものを衝動買いしたんだけど、ちょっと小さすぎた。18cmだったなんて。フライパンとスニーカーは小さいほうがかわいく見えるというのは僕の持論だけど、口に出して「大食漢だね」と言われたこともある僕にとっては実用性が乏しい。大きいのを買わないと。

「なんかあいつのこと、教育してやりたくなるんだよね。俺、教育学部出身だからさ」

彼とは友だちになれる気がする。

magi <info(at)enil.info>